「小熊秀雄を『しゃべり捲れ』講座」が二十一日(水)午後六時半から、ときわ市民ホール一〇一号室で開かれます。旭川ゆかりの詩人、小熊秀雄(一九〇一―一九四〇)の作品や人となりをもっと市民に知ってもらおうと、小熊秀雄賞市民実行委員会(橋爪弘敬会長)が企画する市民講座です。

 三十一回目の講師は、演出家の松井晶彦さん。一九五四年(昭和二十九年)旭川生まれ。東京で長く演劇に関わる仕事を続け、二〇一七年に旭川に戻りました。昨年度の第五十一回小熊秀雄賞の最終選考委員を務めています。

 松井さんが講座に寄せる思いは――

 家にはなぜか小熊さんの本が山積みされていました。進学で上京した下宿先の大家さんは小熊さんとお友達でした。知人から無理矢理買わされたチケットは小熊さん題材の芝居でした。(中略)東京にいたころは多磨墓地に知り合いが多く眠っていて毎年墓参りをしますが、小熊さんの墓の草取りは二十年以上になっていました。そんなこんなの僕の小熊さんについて話してみたいと思います。

 参加費は五百円。テキストとして実行委発行の「小熊秀雄詩撰 星の光りのように」を使います。当日会場でも販売します。税込千円。

 問い合わせは、実行委事務局(八ノ六 あさひかわ新聞内TEL27―1577)へ。