西神楽地区中央市民委員会の二十周年の集いが十七日、西神楽農業構造改善センターで開かれた

 関係者七十人が出席した集いは、今年十月、JR西神楽駅前の花壇整備を長年にわたり続けた活動が国土交通大臣賞を受賞したお祝いを兼ねた会となった。

 成澤弘会長は「連合会から平成十一年に市民委員会へと引き継がれた、西神楽中央地区の住民活動が二十周年を迎えることができたのは、諸先輩方のご苦労があってこそ。しかし、ここ二十年で人口が五百人減り、高齢化率も急速に上がり、商店が少なくなり、診療所もなくなった。このような大きな変化の中、地域に愛着のある人々の熱意ある地道な活動が、今の西神楽を築いています。これからも安心して暮らし、連帯と協働を深めるため、皆さんの支援とご協力をお願いします」と挨拶した。

 この後、JR西神楽駅前の駐車場整備に寄与したとして、丸駒シビルサービス(生駒光宏社長)に対し、旭川市から感謝状が贈られた。

 この地区から旭川市内に買い物に行く高齢者が多く、駅まで車で来て、列車で旭川に向かう人たちも少なくない。そのため、駐車場の増設を望む声が上がっていた。成澤会長がJR北海道・札幌本社へ出向いて要望し了解を得たことから、シビルサービスや富士コンクリートほか二社がボランティアで駐車場の造成に取り組んでくれたという。

 NPO法人グランドワーク西神楽の武田勇美理事長の乾杯の音頭で祝宴が始まり、参加者がそれぞれ二十年の思いを語り合いながら歓談した。