「少し昔の書簡展」と題する展覧会が、東川町のせんとぴゅあⅡ(北町一)で開かれています。

 同町の大雪アーカイブス専門員・清水敏一さん(86)のもとに送られてきた、半世紀ほど前の書簡を展示しています。

 清水さんは二十歳代から山に登り始め、交流のあった全国の山仲間から送られてきた手紙の中から、著名な登山家や巻紙に書いた筆字の手紙を中心に展示しています。行書で書かれた筆字は楷書で書き直し、筆者の紹介もしています。

 登山家とは一味違った、旭川の古書店「尚古堂」の店主・金坂吉晃さん(故人)の巻紙の手紙もあります。金坂さんとは、登山に関する文献を求める中で知り合ったといいます。

 このほか、元京都山岳会会長の松浦勇次さん、ヒマラヤ研究の四天王と呼ばれた諏訪多栄蔵(本名・田中栄蔵)さんらの手紙も展示しています。三月三日(日)まで。月曜休館。問い合わせは、同館(TEL82―4245)へ。