市内の図書館で使う「布の絵本」を作るボランティア・サークル「のんの」の作品展が中央図書館(常磐公園内)で行われている。
 「のんの」は二〇〇八年に設立。現在は十九人の会員が活動している。毎週水曜日の午前中に中央図書館に集まり、乳幼児のための「布の絵本」を作っている。

 今回展示しているのは「布の絵本」ではなく、会員それぞれが趣味として制作した手芸作品だ。大型のパッチワークをはじめ、和服の紬で作ったハンドバッグ、革小物、ビーズアクセサリー、編み物など、幅広いジャンルの作品が飾られている。

 中には、孫のために作った作品もある。福笑いのほか、人気の絵本「はらぺこあおむし」をモチーフにしたフェルト製のすごろく、アニメ「ポケットモンスター」のキャラクターを使ったカルタ的な布製ゲームなど、小さい子どもがいる親には手作りの参考になる作品も展示されている。

 サークル代表の田邉芳子さん(70)は「家庭で会員それぞれが行っている創意工夫を見ていただきたい」と話している。

 二十七日(水)まで。十二日、十八日、二十五日は休館。問い合わせは中央図書館(TEL22―4174)へ。