安部公房の小説『棒になった男』の朗読会が二十三日(土)午後一時半から、東鷹栖公民館(東鷹栖四ノ三)で開かれます。東鷹栖安部公房の会などの主催です。

 旭川ゆかりの世界的な作家の安部公房(故人)が一九六九年(昭和四十四年)に発表した戯曲です。人間が社会制度のなかに取り込まれ、生存競争、所有欲などによって人間性を失いつつある“現代の問題”を照射した作品として高い評価を得ています。

 米国出身の日本文学研究者、ドナルド・キーン訳の『The Man who turned into a Stick』をはじめ、世界各国で上演されています。

 朗読と、安部が所有していたシンセサイザーの音色や映像資料も紹介する、新しいタイプの朗読会です。参加は無料。午後三時ごろ終了の予定です。
 問い合わせは、