流通団地にある一印旭川魚卸市場(戸松政和社長)が十八日、年末商戦に向けた展示商談会を市場内のせり場で開いた。

 「漁場から家庭の食卓へ…魚食文化のコーディネート」をテーマに、約八十のメーカーがブースを設置。カニやエビ、サケ、魚卵などの海産物のほか、瓶詰など加工食品を中心とするギフト商品など約千五百アイテムが並び、道内を中心に集まった量販店や小売店、業務筋の担当者約二百人に自社商品をアピールした。

 同社の猪早宜之・専務執行役員は、「昨年に比べ、全体的に少し高値になる傾向です。特に毛ガニは漁獲高が低く、高騰しています。今年の目玉は『クジラ』で、今日も特別ブースで展示しています。正月に向けて少しでもPRしていければと思います」と話していた。