ドキュメンタリー映画『かすかな光へ』(二〇一一年、八十四分)の上映会が十一月二日(土)、まちなかぶんか小屋(七条買物公園)で行われます。日々流れるニュースの「なぜ?」を知りたがり、勉強しようと集まる市民の会、OTAKU会(滝本幸大代表)の主催。

 教育研究者の大田堯(たかし)さんは、東京大学教育学部教授、都留文科大学学長、日本教育学会会長などを歴任。九十歳を過ぎてなお、生きることや学ぶことの意義を精力的に問い続け、昨年十二月、老衰のため百歳で亡くなりました。

 「教育とは命と命のひびきあい、創造活動・アートなんです」と語る大田さん。人間は「ちがうこと」「自らかわる力を持っていること」「関わりのなかでしか生きられないこと」と説き続け、どう生きるべきなのかを探り続ける、大田さんの実像に迫るドキュメンタリーです。

 上映は①午前十時半、②午後二時半③午後七時の三回(①と②の上映後に茶話会を予定)。料金は千円。大学生・障がい者は五百円、高校生以下は無料。

 また、三日(日)午後五時から、鷹栖町豊央町内会館(十七線十三号)でも上映会が開かれます。上映後には宴会も予定。料金は千二百二十三円(食べ物・飲み物付)。
 ともに予約は不要で、チケットはありません。問い合わせは滝本さん(TEL080―5586―2936)へ。