旭川農業高校が「第七回創造力、無限大∞高校生ビジネスプラン・グランプリ」の最終審査会に参加するファイナリストに選ばれ十八日、同校で招待状授与式が行われた。

 日本政策金融公庫(本社・東京)が主催するコンテスト。全国の高校生や高専生を対象に若者の創業マインドの向上が目的だ。

 今年は全国から四百九校、三千八百八件の応募があった。道内でファイナリストに残ったのは旭農高の「畑作機械班」一グループ(九人)だけ。高齢農業者の労働力軽減と持続可能な農業をテーマに、「除草作業を補助する機能等が付いた農業用低コストアシストカートの開発・販売プラン」を提案した。同校の強みである「農業」に特化した内容で、見事ファイナリスト十校に残った。来年一月十二日(日)に東京大学本郷キャンパスで開かれる最終審査に挑む。

 招待状授与式では、同庫旭川支店の五味和孝・国民生活事業統括から畑作機械班のメンバーに最終審査会の招待状が手渡された。

 招待状を手にしたリーダーの能登亮太くん(三年)は「ファイナリストに残れると思っていなかったので驚きました。農業高校、そして北海道の代表とし精一杯のプレゼンをしてきます。そして、高齢者の役に立つような活動をしていきたいです」と笑顔で話していた。