東川町在住のアマチュア写真家、中野實さん(79)の個展「道東五十市町村庁舎展」がきょう四日(火)から、NHKハートプラザギャラリー(六ノ六)で始まった。

 昨年の「道北四十一市町村」に続き、今回は道東の五十市町村の庁舎の写真を展示。垂直線が平行のまま撮影できる「アオリレンズ」で撮影し、さらにパソコンでもゆがみを補正して、建物などのきれいな直線を表現している。

 「庁舎の写真からは、それぞれの土地に芸術などの文化がどれだけ根付いているかなどが感じ取れると思います。ある人にとっては、かつて住んでいた町を懐かしんでもらう時間になってもらえたら」と中野さん。

 また昨年同様、叔母の中西トメさん(94)がちぎり絵で制作した厚岸町役場の作品も併せて展示されている。

 十日(月)まで。問い合わせはNHKハートプラザギャラリー(TEL24―7000)へ。