ギャラリーシーズ(市内旭町二ノ三、久木佐知子代表)で四日から、~日本の心~「富士と桜」展が始まる。

 古くから日本の美の象徴として親しまれてきた「富士」と「桜」をテーマにした企画展。現代を代表する日本画家、洋画家が個性豊かな感性と独自の技法で表現した二十五点の「富士」と「桜」が並ぶ。

 主な出展作品は、絹谷幸二「旭日清朗富士」(ミクストメディア)、櫻井孝美「富嶽・旺」(油彩)、片岡球子「箱根ウツギの咲く頃」(リトグラフ)、中島千波「醍醐桜」(リトグラフ)、澁澤卿「春容榮観」(版画)、後藤純男「春映大和」(日本画)など。

 久木代表は、「なかでも代表的なモチーフである『紅富士』の競演は見応え十分で、本展最大の見どころです。先人たちが愛してやまなかった日本人のアイデンティティとも言うべき美の世界をご堪能ください」と呼び掛けている。

 二十三日まで。午前十一時から午後六時半。火曜休廊。問い合わせは、同画廊(TEL53―8886)へ。