生命保険協会は、高齢者支援の活動を行う民間非営利団体に資金を助成する「元気シニア応援団体に対する助成活動」の対象団体を決定した。旭川管内では「アサヒクラブ」(旭川市、西郷靖子代表)と「北光団地町内会」(砂川市、阿部政男会長)への助成が決まり、二月十四日と十七日に伝達が行われた。

 アサヒクラブは、地域の健康づくりや交流の輪の拡大を目的に「アサヒクラブ体操サークル」の名称で毎週水曜日に十人前後が集まり、体操や認知症予防活動などを行っている。

 西郷代表(65)は「これまで続けてきた甲斐がありました。助成していただける資金で、ヨガマットやCDプレーヤーなどの備品を購入しようと思います。将来的には、地域の誰もが気軽に集まれるコミュニティ活動になれば」と話した。

 北光団地町内会は、住民同士の交流を目的に毎月「集いの広場」を開催。「いきいき体操」で楽しく健康づくりを行うなど、高齢者の介護予防や地域の孤立予防を促進する活動を続けている。

 阿部会長(79)は「町内会には独り住まいの高齢者も多く、外に出て人と触れ合える機会になればと思い活動しています。今回の助成は大変ありがたい。多くの人が楽しめる地域になるよう活用していきたい」と喜んだ。

 今年度の同助成金は、全国の五十五団体に対し総額五百万円が贈られる。道内では、旭川管内の二団体を含む三団体が助成を受ける。