「干支手ぬぐい・干支切手展」が喫茶&ギャラリー 鳩時計(宮下通七・旭川駅前ビル地下一階)で開かれている。

 干支手ぬぐいは、白井恵理子さん(71)のコレクション。近藤染工場(一ノ三)が毎年製作していて、白井さんは先代社長の夫人と親交があり、プレゼントされたものだという。「三十年以上も前からでしょうか、毎年頂いて、使ってしまったものもありますし、意識して集めたものではないのですが」と白井さん。

 年賀切手は、松野郷(東)延江さん(81)の切手コレクションの一部。旭川文学資料友の会の仲間、白井さんに声を掛けて、初のコラボ展の開催となった。

 近藤染工場の干支手ぬぐいは、十三年前から、デザイナーのあべ路子さん(よつば舎)がデザインしている。それ以前の、アンティーク調の絵柄と合わせて二十一点を展示していて、色や表現の対比が面白い。

 昭和十一年に初めて発行された一銭五厘の年賀切手から、ネズミとカブをデザインした令和二年の八十四円の年賀切手まで、百二十点ほどが展示されている。「五十年以上前から、趣味で集めて来た切手のうちで、干支に関係あるものを出品してみました」と松野郷さんは話している。

 三十一日(火)まで。午前十時~午後六時(最終日午後三時)、土・日は午後五時まで。