旭川青年会議所(JC・新谷逸生理事長)が四月二十七日、子どもたちに使ってもらおうと旭川市教育委員会(黒蕨真一教育長)にマスク三千枚を寄贈した。

 旭川JCは、青少年育成に関わる例会や事業を継続して行っており、教育委員会との関係が深い。新型コロナウイルスが猛威を振るう中、教育現場でマスクが不足している状況を危惧したメンバーが発案し、二十二日に開かれた理事会で全会一致で決定した。

 教育委員会を訪れた新谷理事長は「教育現場の皆様が困っていると聞きました。微力ではありますが、子どもたちの安全確保に寄与出来ればと思い、メンバー企業のネットワークで三千枚のマスクを用意しました。少しでも早く子どもたちが安心して学校へ通える日が来ればうれしいです」と話し、黒蕨教育長にマスクを手渡した。

 贈られたマスクは学校が再開するまでに配付する場所を決定し、市内の小中学校に配られる予定だ。