常磐公園内の旧天文台の円筒状の壁に十一日朝、青色のスプレーで落書きされているのを見た市民は「なんて、ひどいことを…」と憤慨していた。「あたしかい!」「♡」などと、千鳥ケ池に面した側に大きく書かれており、遠くからでもはっきりと分かるほど大きな落書きだ。

 公園を毎日訪れるという七十歳代の男性は、「昨日の午後五時半ごろまで公園にいたが、落書きはなかった」と話した。

 旧天文台を管轄する社会教育部の科学館の職員は、「朝、公園を訪れた人が発見し、警察に届けたと聞きました。被害届を出します。警察でも捜査し、パトロールの回数を増やして頂けると話してくれました。落書きはできるだけ早い時期に上塗りして、消します」と話した。

 現在、落書き部分はブルーシートで覆われて見えないようになっている。