北海道の美術家二人と韓国光州の美術家二人の計四人の展覧会を二期にわたって行う美術交流展「2+2(トゥプラストゥ)」の第一期が二十六日(土)から十月十四日(水)まで、札幌のギャラリーレタラ(中央区北一ノ西二十八二―三五、米国領事館斜め向かい)で開かれる。実行委員会の主催で、今年で四回目。

 第一期展には、北海道から、旭川を拠点に活動する造形作家・藤井忠行と小清水町で酪農ヘルパーとして働きながら牛をテーマにしたダイナミックな木版画を制作して注目を集める冨田美穂の二人が出展する。

 シラカバを使った近作「数型」を出展する藤井は、「私の近辺の素材シラカバ、そこから生まれる自然な『型』を形作れたら、と願っています。明るい森の空気感を感じていただけたら幸いです」とコメントしている。

 光州からは、いずれも現代アートの作家、チョ・スンエとチョン・ヨンロクの二人。四人によるシンポジウムが予定されていたが、コロナのため中止が決まった。

 正午から午後六時。火曜休廊。入場無料。問い合わせは、ギャラリーレタラ(TEL011―621―5600)へ。