旭川信用金庫(原田直道理事長)が来年のカレンダーに採用する絵画を選ぶコンクール「旭川しんきんカレンダー絵画募集展」の表彰式が二十四日、同金庫本店で開かれた。


 コンクールは、同金庫の地域貢献活動の一環として、地元の作家たちの応援を目的に二〇一一年(平成二十三年)から行われており、今年で十一回目。

 三十五人、五十三点の応募の中から、秋山拓也さん(38)の「浸る」が大賞を受賞した。大賞作品は、毎年発行する「旭川近郊の風景」が描かれたカレンダーに採用される。

 表彰式には秋山さんの他、準大賞の酒井範之さん(50)、奨励賞の高松秀人さん(73)、新人賞の金子博子さん(69)が出席し、それぞれ原田理事長から賞状が手渡された。

 表彰式で秋山さんは「四年前から挑戦していますが、まさか自分が大賞を頂けるとは思っていませんでした。コロナ禍で心から楽しめない日々が続く中で、元気や活力に繋がる作品を描けたらという思いで描きました」と作品に対する思いを語った。

 カレンダーは約三万部印刷され、十二月以降、同金庫各支店で配られる。