生命保険会社の業界団体、生命保険協会旭川協会(会長=楊井照之・住友生命旭川支社長)は十四日、障がい者支援団体の旭川ろうあ協会(山根昭治理事長)に十万円を、高齢者支援の活動を行う、サロンお茶の会(近藤志津子代表)、旭川市豊岡こまくさ町内会(上野史宏会長)、旭川芸能ボランティア大雪会(竹田勝利代表)の三団体にそれぞれ五万円を贈った。

 旭川協会は二〇〇九年度から「障がい者支援団体への助成活動」として支援金を贈っている。また、高齢者支援団体への助成は、これまで同協会の本部が主体となって行っていたが、地域の実態に即した効果の高い支援を行うためとして、今年度から地方協会主体での実施となった。

 旭川ろうあ協会の山根理事長(65)は、四団体を代表して「大変立派な助成をいただき、心から感謝しています。四年前に『旭川市手話言語に関する基本条例』が制定され、子どもの手話講座や出前講座などを通して、市民に手話を普及しています。これをきっかけにますます努力して、障がいの有無にかかわらず豊かに生活ができるように求めていきたい」と感謝の言葉を述べた。