旭川理容美容専門学校(四ノ十二)の学生たちによる「理容・美容フェスティバル」が十八日、旭川市民文化会館で行われ、学生八十三人がステージで日々の成果を披露した。

 同校に通う学生の家族や友人ら約四百人が来場。手指消毒薬の設置や入り口での検温、席の間隔をあけるなどの感染症予防対策を取って開催した。

 第一部の「ティーンズファッションコレクション」には、市内の高校生七組が出場。それぞれテーマを設けたファッションを披露した。投票は観客と特別審査員によって行われグランプリには相澤音乃さん(旭商三年)と三品春華さん(旭商三年)のペアが選ばれた。

 「緊張して失敗してしまったところもありましたが、最後まで細かいところに気を配れたのが良かったと思います」(相澤さん)、「高校生活最後に楽しい思い出が出来てとても良かったです。このような賞を頂き本当に有り難うございます」と喜びを話した。

 第二部は、一年生が三チームに分かれて行うヘアーメイクショー。入学して半年の学生たちがそれぞれに工夫し、精一杯の力を出して作り上げたステージを披露した。

 三部は二年生によるショー。衣装やメイクはもちろん、演出なども学生たち自らが考案した舞台で、学生生活の集大成でステージを彩った。最後のステージに登場したグループ「クラシキ オモルフィア」が最優秀を獲得した。

 フィナーレは生徒代表の阿部柚乃さん(二年)。「今年は新型コロナウイルスの影響もあり、いつも以上に大変だったと思いますが、舞台製作、音響、MCなどたくさんの方々のご協力により私たちの技術、ステージは更に輝くことが出来ました。何より保護者の皆様、日ごろから私たちを温かく見守って頂き有り難うございます。そのお陰でここまで成長することができました。私たちはこれからも夢に向かって歩み続けて参ります」と締めくくった。