星野美知枝『陽光の静物』油彩 4S

 ギャラリーシーズ(市内旭町二ノ三、久木佐知子代表)で「~創造のエナジー~雄飛する八人の女たち展」が開かれています。

 独自の世界観で国内外のアートシーンで注目を集める八人の若手女性アーティストにスポットを当てた、同画廊の新しい企画展。

 日本画、油彩、彫刻、漆工芸といった表現方法や、活動の場(東京、札幌、旭川)を超えて、それぞれの分野の新しい「芽」や「息吹」を感じさせる作品が並びます。

 出展作家は、東京から日本画の守みどり、村越由子、本多久美子の三人。

 札幌からは會田千夏、道教大旭川校出身で二〇一八年に「上野の森美術館大賞」を受賞した千葉美香。

 旭川からは写実絵画を追求する星野美知枝、新進気鋭の彫刻家・椎名澄子の二人。そして、道内でも数少ない漆工芸の安田律子(上富良野)の八作家です。

 久木代表は「来年開廊三十周年を迎える当画廊にとって、名称の由来となった『シーズ』(種・彼女たちの)という原点に立ち返るとともに、『8人の女たち』は、永遠に続く“∞”、末広がりの“八”にこだわったタイトルにしました。輝く女性たちのパワーを感じに来てください」と呼び掛けています。

 二十三日(月)まで。午前十一時から午後六時半。火曜休廊。問い合わせは、同画廊(TEL53―8886)へ。 (工藤稔)