旭川市民劇場の四月例会が十九日(月)午後六時半から、二十日(火)午後一時半から、市民文化会館大ホールで行われる。出し物は、加藤健一事務所の『ドレッサー』(作/ロナルド・ハーウッド、演出/鵜山仁)。物語は――。

 第二次世界大戦下のイギリス、空爆に怯えながらも、とある一座が巡業を続けていた。そんな中、極度に憔悴した座長(加藤健一)が突然、街中で奇行に及ぶ。目も当てられない座長の様子に、その夜の上演を中止しようとする舞台監督や座長夫人たち。だが、長年座長に仕えてきたドレッサー(付き人)のノーマンだけは、座長の演劇への情熱を信じ、なんとか上演しようと孤軍奮闘する。上演中もてんやわんやの舞台裏。そしてクライマックスが…。

 市民劇場は、一九七一年創立の会員制の観劇団体。これまで三百十九本の演劇公演を実現してきた。全ての運営を会員の手で行う。会員になると年六回演劇を鑑賞できる。

 浅井誠人事務局長は、「従来の公会堂から大ホールに会場を変更し、客席の前後左右を一席ずつ空けて観劇していただきます。どうぞ、安心してご来場ください」と呼びかけています。

 入会金は二千円、月会費は一般二千五百円、大学生千円、中・高生五百円。
 問い合わせは、事務局(市内三ノ八緑橋ビル一号館二階・TEL23―1655)へ。