赤字の厳しい経営が続くJR北海道が、単独では継続困難としている宗谷線と石北線、富良野線の三線と函館線にある旭川市内の十六駅を紹介するマップ=写真=を、市地域振興部都市計画課がこのほど作成した。

 旭川駅を中心に、函館線は近文駅、宗谷線は旭川四条駅と新旭川駅、永山駅、北永山駅の四駅、石北線は南永山駅と東旭川駅、桜岡駅の三駅、富良野線は神楽岡駅と緑が丘駅、西御料駅、西瑞穂駅、西神楽駅、西聖沢駅、千代ヶ岡駅の七駅。線路上に駅の位置を示し、写真ともに駅の紹介文が添えられている。

 裏面には、このうち十二駅について「JRで巡るカフェ飲食ぐるり旅」と題し、駅近くの飲食店の地図付き案内も。駅から最も近いのが、近文駅前の「カフェ旬の珈琲たく」。外観写真とともに、「ゆっくりと味わい深~いコーヒーを楽しめるクセになるカフェ」の紹介文が添えられている。

 同部の担当者は「少しでも、JRを利用していただきたいと思い製作しました。ちょっとした列車での旅で、お気に入りの店を訪ねてみて下さい。車では味わえない楽しみがあると思います」と話している。

 二千五百枚製作。支所や地区センター、公民館、図書館など市の施設に置いている。(佐久間和久)