「旭川原爆被爆者をしのぶ市民の集い」が十二日、市民文化会館で開かれます。三十九回目を迎える今年は、埼玉在住の作家・指田和さん(58)を迎え、「『ヒロシマ消えたかぞく』のあしあとを追って~絵本で伝えるいのちと平和~」と題した講演が行われます。主催は同実行委員会。
この集いは、道北の被爆者をしのび追悼する集会。被爆者の思いと願いに耳を傾け、胸に刻む時になることを願って毎年開催しています。
指田さんは、出版社の編集を経てフリーに。現在は主に子どもの本や雑誌で執筆。写真絵本『ヒロシマ消えたかぞく』は、第十回広島本大賞・特別賞を受賞。青少年感想文全国コンクール課題図書にも選定されました。
広島で原爆に遭う前の理髪店を営む鈴木六郎さん一家の話。六郎さんは撮影した千五百枚以上の家族写真を、空爆を恐れ親戚に預けていました。その写真には、子どもたちの笑顔があふれていました。しかし、原爆はその一家の穏やかな暮らしを一瞬で奪ったのです。そんな不条理を繰り返してはいけない、という願いを込めた一冊です。
当日は、指田さんが「ヒロシマ消えた家族」を朗読。講演のほか、道北原爆被爆者の追悼、詩「げんしばくだん」などの朗読もあります。
午後一時半開場で、同二時開演。入場は無料。ロビーでは正午からパネルと、被爆したひな人形などが展示され、指田さんの作品も希望者には、サイン入りで販売します。
実行委員会では、スタッフを募っている。問い合わせは、実行委員会事務局の打本さん(TEL 87―2080)まで。





