東川町が主催する「写真の町東川賞」の受賞作家が決定した。一九八五年に「写真の町宣言」を行って以来、今年で第四十二回を迎えた。
国内作家賞は伊奈英次氏(神奈川県)が受賞。伊奈氏は日本各地の在日米軍基地の通信アンテナ、産業廃棄物、都市に点在する監視カメラ、天皇陵などといった、都市、環境、軍事、歴史など日本の近現代史をテーマに撮影している。
審査員は、「昨年出版された写真集『ZONE』は一九八〇年代の作業を最新の技術でアップデートした作品。奇しくも『ZONE』は第四回東川賞新人賞を受賞した作品でもある。この展開は、早くて遅く、その遅さゆえに今日的であるという、写真というメディウムの特性を体現した」と評している。
北海道ゆかりの作家に贈られる特別作家賞は中西敏貴氏(北海道)、東川町の写真家の名を冠した飛騨野数右衛門賞は田川基成氏(福岡県)がそれぞれ受賞した。
海外作家賞は、マルティナ・ホーグランド・イヴァノヴ氏(スウェーデン)、新人作家賞は林典子氏(東京都)。
授賞式は八月一日(土)午後一時から、同町農村環境改善センターで。二日(日)には受賞作家によるフォーラムが行われる。受賞作家の作品展は八月一日から三十一日まで、同町文化ギャラリーで開かれる。 (佐久間和久)
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