あさひかわ新聞に「写真の話」を連載している写真家・谷口雅彦さんの「あるくみるとる」と題した写真展=写真=が、日本茶CAFE WHIZ(ウィズ)(五ノ八、旭川はれて屋台村)で三十日まで行われています。
この写真展は二〇一〇年に埼玉県秩父市のまちで「歩く」「見る」「撮る」を繰り返し、その成果を秩父市内のギャラリーで開催した作品です。その後も、この企画をシリーズで撮って行こうと長野県諏訪市や北関東などを撮影していたところ、翌年起きた東日本大震災により、やむなく途絶してしまいました。その後、二二年に旭川文化奨励賞受賞記念展で数点展示しましたが、すべてを展示するのは旭川初です。
現在五十九歳の谷口さんが九歳で、初めて自分のカメラを購入し、写真を撮り始めてから、今年で五十年。「東日本大震災から十五年の被災地を取材した写真展を」と考えたそうですが、体調が思わしくなく、「大震災の写真取材の原点ともなった『歩く』『見る』『撮る』の展示をすることにした」と言います。
谷口さんは「『あるくみるとる』のタイトルは民俗学者の宮本常一(一九〇七―八一)が提唱したフィールドワークを重視する基本姿勢と、彼が主宰した日本観光文化研究所の『あるく・みる・とる』から影響を受けています。自ら全国を歩き、村々を観察し、人々の生の声を聞く彼のフィールドワークの原点に、私は共感しています。このタイトルに沿った写真展を、今後も継続していきたい」と語っています。
営業時間は午前十一時~午後五時、午後六時~十時。毎週水曜日定休。TEL 070―2353―4188へ。
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