中村洋一さんが、あさひかわ新聞に九十九回にわたり連載していた「逆打ち108ヶ所 歩きお遍路一人」が一冊の本になって出版された=写真。「順打ち88ヶ所」に続く第二弾。

 逆打ちは、名の通り順打ちの遍路道を逆に回るコース。中村さんは順打ちを終えてすぐの二〇一八年三月から逆打ちに取りかかったが、コロナ禍で中断。その後も心臓病などの手術などで時間を要してしまい、逆打ちを再開した時は七十六歳になっていた。

 八十八ヶ寺に別院二十ヶ寺を加えた、百八ヶ寺を回る逆打ちの後半は激しい腰痛に見舞われ、二本の杖なしでは歩けない状態だった。しかし「ここでリタイアしては、逆打ち満願達成は不可能になる」と、執念で順打ちの出発寺の第一番札所霊山寺にたどり着いた。

 逆打ちを回り終えたのは二三年十一月。取りかかってから、五年八カ月の歳月を要した。

 この本は、逆打ちの出発から満願達成までを地図と写真、イラスト入りで、その日歩いた距離・時間やかかった経費など、詳細な記述で、まとめられている。

 こども冨貴堂(七条通買物公園)、あいわプリント(三ノ四)、あさひかわ新聞(八ノ六)で販売している。

 定価二千円+税。A5判、三百四十四㌻。(佐久間和久)

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