「先達の闘いとった『平和』を次世代に残す責任」を掲げる「北海道女性史研究」特集七号が刊行された=写真。北海道女性史研究会(高橋三枝子主宰)の編集・発行。

 十二人の会員が寄稿している。丹羽淳子さんは「平成二十五年七月十九日午後一時半、北見日赤病院にて」と題して、誰にでも優しく、筆者に対して、「やりなさい、やりなさい。あなたなら出来る」と励ましてくれた義母のことを書いた。

 主宰の高橋さんは、「忘れ得ぬ人々」と題し、古書店主の金坂吉晃さんや農民運動家の五十嵐久弥さん、名寄女子短大教授だった美土路達夫さん、医師の藤井敬三さんら、いつも弱い人たちの側に沿った生き方を貫いた六人について書いている。

 高橋さんは「あとがき」で、「歴史の逆戻りは、坂を転げ落ちるように速い。坂を下るのを食い止めるのは、一歩ずつ築いて来た今の平和と暮らしを守るのは、国民だ。一人ひとりが束になって闘う時が今、目の前に来ているのを知って欲しい」と訴える。

 A五判・八十六ページ、千三百円(送料二百五十円)。申し込みは、同研究会(市内東光十五ノ二、℡32―0664)へ。