旭川とオーストリア・ウィーンの音楽交流十周年を記念した「渡辺玲子ヴァイオリンリサイタル」が九月二十三日、大雪クリスタルホール音楽堂で開かれます。

 渡辺さんは東京出身で、ニューヨーク在住。十五歳で第五十回日本音楽コンクールで最年少優勝。「若い芽のコンサート」でNHK交響楽団と共演し衝撃的なデビューを果たしました。現在はロサンゼルス、ナショナル、BBCなどのオーケストラと次々と共演するなど、世界的なヴァイオリニストとして活躍しています。

 曲目はベートーベンのヴァイオリンソナタ第六番イ長調、第九番イ長調「クロイツェル」、バッハの無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第二番、サラサーテ「ツィゴイネルワイゼン」とヴァイオリン独奏の名曲四曲を演奏します。今回使われる楽器は、日本音楽財団から貸与を受けているグァルネリ・デル・ジェスの一七三六年製。ジェスはストラディバリと並び称せられる名工で、二百年以上も前に製作された名器から響く音色も楽しみです。ピアノ伴奏は江口玲(あきら)さんです。

 入場は無料ですが、往復はがきによる事前申し込みが必要です。

 往信裏面に(1)「渡辺玲子ヴァイオリンリサイタル入場希望」と明記(2)入場希望者全員の氏名(一枚で四人まで、代表者名はふりがなも明記)(3)代表者の郵便番号、住所、電話番号、ファクス番号、またはメールアドレス。返信は表面に代表者の郵便番号、住所、氏名、裏面には何も書かずに〒070―8003 旭川市神楽三条七丁目、旭川市大雪クリスタルホール内、旭川・ウィーン国際弦楽セミナー実行委員会に送ってください。十九日必着です。二十一日以降に人数分の座席番号を印刷して返信します。これが入場券になりますので、当日必ず持参してください。希望者多数の場合は抽選になります。

 問い合わせは実行委員会(電話69―2000)へ。