画像 第六十五回全道珠算競技大会が九日、旭商高体育館で開かれ、地元旭川をはじめ、札幌、釧路、函館など道内各地の予選を勝ち抜いた、小学生から大人まで三百四十三選手が、全道一を競った。

 北海道商工会議所連合会、日本珠算連盟北海道ブロック協議会の主催。一九四〇年(昭和十五年)から始まった道内有数の歴史を持つ大会で、旭川での開催は六年ぶり八回目。

 競技は、かけ算など四計算の合計点数で競う個人・団体と、読上暗算、読上算の種目別、都市対抗戦で争われた。競技委員の「用意、始め」の号令とともに競技が始まると、会場はそろばんを弾く音だけが響き、張り詰めた雰囲気が漂っていた。

 競技の結果「そろばん全道一」に札幌西高一年の中座寿規さんが輝いた。旭川勢は個人小学校五、六年生の部で杉本未新さん(東光六年)が五位、読上暗算中学生で森田桃子さん(東陽一年)、同高校生で岡田有沙さん(旭西二年)が共に六位に入った。