画像 神楽小学校(沓澤昭一校長)の二年二組の児童が十一日、学校の畑で育てたジャガイモを旭山動物園に贈った。

 同小の二年生は六月十八日から三週間、生活科の「げんきにそだってね」の授業で、旭山動物園からニワトリ、ウサギ、モルモットを借りて飼育体験を行った。同組の子どもたちは校舎わきの畑で育てたジャガイモを収穫した際、ジャガイモの一部を、動物を貸してくれたお礼に動物園に贈り、餌に使ってもらうことを決めた。この日、動物園の飼育員、奥山英登さんを迎えて、動物の命について考える授業が行われ、それに先立って贈呈式が開かれた。

 子どもたちは「動物たちに食べさせてください」とジャガイモが入った段ボール箱を奥山さんに手渡した。奥山さんは「ジャガイモはエゾシカ、サイ、ニホンザルなどが食べるので、あげたいと思います」と感謝していた。

 担任の大和孝恵教諭は「動物園で一日使う量に比べるとわずかですが、子どもたちの気持ちを贈らせていただきました」と話していた。