画像 北海道社会保険労務士会道北支部(舟田英敏支部長)の年金セミナー「これだけ知っておけば大丈夫! 年金給付もれの見つけ方と対応策」が二十七日、市民文化会館で開かれた。

 社会保険労務士は年金、保険、労使関係の書類作成や相談に応じる国家資格。現在、旭川を中心に稚内、留萌、名寄などに約六十人の会員がいる。同支部は毎年十月の社会保険労務士月間に無料相談会を開き、社会保険労務士制度のPRに努めている。今年は相談会に加え、初のセミナーを開いた。

 講師はうけがわ社会保険労務士事務所の請川尊史さん。請川さんは社会問題化している「消えた年金」「宙に浮いた年金」の定義や、年金記録問題が生まれた原因や背景を解説。「私は“うけがわ”ですが、これを“うけかわ”とコンピューターに入力されることで別人扱いされ、保険料を払っているのに記録がないというケースが起こるんです」と具体例を挙げた。

 また、厚生労働省が取り組んでいる年金記録の照合作業「五千万件の名寄せ」は「現在のペースだと、完了まで十二、三年かかることになります」と指摘した。

 記録もれの見つけ方については「基本は社会保険事務所に出向いて記録を照会しますが、インターネットや電話、郵送で確認する方法もあります。その際、自分の二十歳から六十歳までの加入履歴を記した“経歴カレンダー”を作成することです」とアドバイスしていた。