追悼写真展 昨年十一月に七十四歳で亡くなった石澤清志さんの追悼写真展が、命日の九日から大雪乃蔵(南六ノ十九)で開かれている=写真。

 石澤さんは「ミュージックスナックぽけっと」を四十年近くに渡って経営する傍ら、若い頃警察の鑑識で勤務した経験をもとに、アマチュア写真家としても腕を磨いた。また、五十年にわたるカメラ収集家としても知られた。

 石澤さんは昨年三月、大雪乃蔵でカワセミ、ヤマセミをテーマにした写真展「清流のハンター」を開催。意外にもこれが自身初の個展だった。大雪乃蔵の新山仁課長は「うちでは当初、契約カメラマン以外の写真は展示していませんでしたが、市民ギャラリーとして開放するきっかけになったのが、前回の石澤さんの写真展でした」と石澤さんとの縁を話す。

 作品は十三点。ヤマセミ、カワセミのほか、チューリップ、コスモスなどの花、旭川市内やサロベツ原野のパンケ沼の風景などが展示されている。

 入場無料。三十日まで。午前十時半―午後八時。月曜日と十五、十六日は休み。