img札幌交響楽団のコンサートマスター・大平まゆみさんと、旭川在住のピアニスト・安田里沙さんのデュオリサイタルが十三日、大雪クリスタルホールで開かれた。

この日は「こどもたちに音楽の世界をプレゼント」と題し、市内の幼稚園や小学校、旭川盲学校の子どもたちがホール前方で鑑賞。親子連れも多く詰めかけ、会場はアットホームな雰囲気。

安田さんの伴奏に乗って、大平さんがヴァイオリンを弾きながら舞台上手から登場すると、会場から大きな拍手が沸き上がった。

二人は「愛のあいさつ」「星に願いを」「タイスの瞑想曲」「チゴイネルワイゼン」など独奏を含め十四曲を演奏。大平さんは曲の合間に、ヴァイオリンの構造や、自分の楽器が三百年近く前に作られたことなどを、子どもたちに分かりやすく解説した。

また安田さんはメーカーが異なる三台のピアノの弾き比べを披露。来場者は同じ曲でもピアノによって微妙に違う音色に聞き入っていた。