手塚治虫ファンの同好会「アトムの会」(氏家正実代表)が、今年八月に行う上映会の実行委員を募集しています。企画・立案から当日の運営まで、総合的に携わることの出来るスタッフを募ります。

同会は手塚治虫氏が亡くなった翌年の九〇年(平成二年)、市内の手塚ファンが中心となって発足。現在は十人ほどの会員がいて、年に一度、手塚作品の上映会「アニメワールド」を企画・開催しています。

同会と手塚氏との関わりは、代表の氏家さんが三十年ほど前、勤務していた市内の書店に手塚氏を講演会のため招いたことに遡ります。現在も手塚プロダクションとの交流が続いており、手塚作品のファンクラブ的存在の会です。

今年は手塚治虫氏の生誕八十周年。同会ではこれを記念して八月三日、旭川市民文化会館小ホールで上映会「アニメワールド・パート18」を開きます。現在はイベント内容の検討に取りかかろうとしている段階で、近く正式に実行委員会を立ち上げる予定です。

応募に条件や制限はありません。手塚作品に興味があり、上映会の事前準備や当日の運営に参加できる人なら誰でも歓迎します。ただし、打ち合わせの時間帯が夕方から夜にかけてのため、高校生以上とします。打ち合わせは、「喫茶もぐらや」(春光一ノ九)や市内の飲食店で行います。年会費制(二千四百円)の会ですが、今回応募した実行委員は今年の会費が免除されます。

同会の会員で喫茶もぐらやの店主・稲垣陽一さんは「手塚さんの生誕八十周年である今年は、例年よりも大掛かりなイベントにしたいと思っています。そのため現状では人手が足りません。手弁当の会ですので報酬も何もありませんが、興味のある方はぜひ参加して下さい」と話しています。

問い合わせは喫茶もぐらや(TEL51―4159)の稲垣さんまで。