img九年前に腎臓ガンで早くて半年、二年後の生存率は〇%と余命宣告を受けた宮崎在住のシンガー・ソング・ランナー、杉浦貴之さんのトーク&ライブが一日、ホテル神田(三ノ八)で開かれた。

元氣満天村の主催。まずは、市議会議員の上村ゆうじさんとの対談。生きることの意味や、命をテーマにしている旭山動物園の話で盛り上がった。

講演で「病気は自分と向き合わせるためにやってきた。自分らしく生きるためのメッセージ」「出会った人に、自分のガンは自分の責任と言われた。それならば自分で治さなければと思った」「余命宣告を受けても科学的根拠はないので信じないこと」など、闘病生活やホノルルマラソンの完走などをユーモアたっぷりに話した。

その後のライブでは「大丈夫だよ」、「Love song~ありがとう~」など四曲を歌った。「ありがとう」は宮崎の中学校の卒業式で生徒が歌って話題になっている。

客席の山田由美子さん(緑が丘)は「前向きな考えに感動しました。生きる元気をもらいました」と話していた。

杉浦さんのCD「Life is strong」は二千円。喫茶&スープカリーのお店「ふわわ」(市内三ノ八)で取り扱っている。また、杉浦さんが編集長を務める隔月刊の雑誌「メッセンジャー」は、年間送料込み二千五百円。申し込み・問い合わせは、ふわわ(TEL27―5353)まで。