img市の元建設局長で、市内緑が丘東四ノ一に住む無職・伊東尚さん(72)が十五日、公園などの緑化に役立ててほしいと市都市緑化基金に百万円を寄付した=写真。

伊東さんは、十三年前に初代・建設局長を退職。この間、都市建設や土木などの部署でまちづくりに関わり、旭川空港の開設、旭山動物園の整備も担当した。

退職後は民間企業に十三年間勤め、今年六月に現役を退いた。伊東さんは「自分も担当した緑化事業は、長い時間が必要」と話し、都市緑化基金に寄付することにしたという。

寄付を受け取った西川市長は「旭川はトータルでは緑が少ないわけではないが、中心部は少ない。緑化事業に役立てたい」と話していた。

市都市緑化基金は、残高が約二億七千二百万円。ピーク時より約九千万円減っている。