img高齢者を対象にした「交通安全教室」が九月二十九日、北海道クミアイ自動車学校(山田幸作校長)で開かれた。旭川市の主催。

秋の交通安全運動(九月二十一―三十日)に合わせて、自転車の安全な乗り方や夜間外出時の安全対策を学んでもらおうという目的。

市内中心部に住む六十五歳以上の高齢者二十五人が参加。旭川中央署交通第一課の伊藤政美課長を招き、講話を開いたほか、同自動車学校の教習指導員らが校内の教習コースで実際に教習車とバイクを走らせ、自転車と歩行者事故について説明した。

教習コースで行われた実験会では、歩行者が道路を斜め横断した状況などを想定し、静止状態から近づいてくる車やバイクの大きさの違いを何度も確認していた。

自らも車を運転するという杉野邦介さん(79)は「日が暮れるのが早くなり、夜歩いていると危ない。特に雨の日、見通しが悪くなると、運転も危ないので今日は勉強になった」と話していた。