img国際フォーラム「旭川ポリフォニー」が十七、十八日、ロワジールホテル旭川などを会場に開かれた=写真。

国内外で活躍する詩人や哲学者、科学者、音楽家らが集まり、いま、私たちが生きている地球をどのようにとらえ、未来に対してどのように向き合うかを、参加した個々が互いに共鳴し合いながら考えよう、というイベント。植樹や講演会、対談、コンサートなどが、二日間に渡って繰り広げられ、延べ約二千人が参加した。

十七日夜に開かれた講演会の一つでは、オーストラリア人で、東京工大教授・作家のロジャー・パルバースが「オルゴールをかけろかけろ―宮沢賢治と自然―」と題し、賢治の詩の朗読を織り交ぜながら、「賢治は童話・ファンタジー作家では決してない。賢治の作品は、二十世紀に書かれた、二十一世紀のリアリズムだ」などと、独自の宮沢賢治論を語った。