img「第五回奈良信子ポーセリンペインティングサロン作品展」が十六、十七日の両日、旭川グランドホテルで開かれた。

ポーセリンペインティングは白磁にバラの花などを絵付けし高温で焼き付けてオリジナルの食器や花瓶、小物などを装飾するもので、その優雅で気品ある作品は特に女性に人気がある。

奈良さんのポーセリンペインティング歴は十八年ほど。現在では旭川と札幌で二十人ほどの生徒を教えている。奈良さんがポーセリンペインティングを始めた動機はボランティアに参加して、お礼にともらったポーセリンペインティングの小さな皿。その美しさに魅入ってしまい、自分でも早速習うことにしたという。それから月に二回の割合で東京に足を運んだ。回数は減ったものの、今でも教えを受けるために上京している。

img今回の作品展には、奈良さんの師である石井逸郎氏が制作した大皿三十枚も展示され、デモンストレーションタイムも設けられた。また、マイセン磁器の花絵付けの職人だったウヴェ・ガイスラー氏の作品もドイツから送られてきた。

会場には多くの女性らが足を運び、両氏の作品と奈良さんや生徒たちの力作に見入っていた。

奈良さんは「ポーセリンペインティングが盛んな北欧スカンジナビアは気候風土、花や樹木、鳥や魚、そして人の気質まで、北海道・旭川と似ています。ですから、この技法は旭川に必ず根付くと思って指導を続けています」と語る。

奈良さんの下でポーセリンペインティングを習いたい方は、TEL32―5363まで。

img一般的なコースは(1)月一回、午後四時間(2)一日コース・午前、午後二時間ずつ(3)半日コース・午前二時間で月二回。そのほか、夜と土日コースやキッズコースも用意している。月謝は一万二千円(その他材料費が必要)。