img日本古来の風呂敷包みの美しさを伝える「風呂敷で贈るまごころ」がギャラリー軽食喫茶SA・KU・RA(東旭川町旭山)で開催中だ。会場内では、日本酒やワインを美しい風呂敷で個性的に包んだ数々の作品を展示している。

作者は、地酒のまるしん商店(春光台三ノ四)のラッピングコーディネーター清水京子さん(58)。清水さんは十年ほど前、「越州」「久保田」で知られる新潟の酒蔵、朝日酒造の全国大会に参加するため、京都・大阪を訪れた。案内された数軒の酒屋を見学して回るうち、日本酒と風呂敷を並べて売っているのを見つけて、現在の作風の着想を得た。

以来独自に研究を重ね、様々な風呂敷の包み方を考案してきた。毎年この時季にSA・KU・RAで作品展を行っているほか、市内外の学校や公民館などの講座で指導している。

「風呂敷は単なる一枚の布で、自らが手を加えなければ形を表わしません。贈る相手を思い、心を込めながら、一枚の布に表情を与える、それが風呂敷の持つ魅力です」と清水さん。

これからクリスマス、正月と贈り物の多い季節を迎える。風呂敷を使ったワンランク上の贈り方、覚えておいて損はない。

来年一月十二日まで。毎週月曜休業(十二月二十五日~一月五日まで年末年始休み)。午前十時半~午後六時。問い合わせはSA・KU・RA(TEL39―7835)へ。

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来月七日午後一時から、正月向けの風呂敷包みを学ぶ講習会をSA・KU・RAで開く。講習料二千五百円(コーヒー・デザート付き)。問い合わせはまるしん商店(TEL52―2157)へ。