img市内在住の画家、山脇秋夫さん(67)の油彩画展が、アラビゴコーヒー神楽店(神楽五ノ八 神楽小隣)で開かれている。

山脇さんは留萌出身。開発局勤務時代には、帯広、北見、網走、旭川、富良野と、大雪山を一周りするように転勤した。帯広で暮らしていた四十歳前後のある日、それまでは特別な印象のなかった日高山脈が急に美しく見え、絵に描きたいと思ったのが、絵画を始めるきっかけだった。教室に通うなどして学び、描き続けている。現在では毎日午前中を創作時間にあてている。

img自らが過ごした道東や道北の自然風景をモチーフに、見たままを飾り立てることなく、写実的に描いている。道外の人には北海道らしさを、また北海道人には心の原風景のような懐かしさを感じさせる画風だ。

作品は欲しい人には画材代程度で譲っている。「描くこと、そして作品を見てもらうことが私の生きがい。金額はどうでも良いようなものです」。

三十日まで(月曜休業)。午前十時~午後九時。問い合わせはアラビゴコーヒー神楽店(TEL63―5005)へ。