imgソロバン旭川一を決める第五十三回旭川珠算競技大会兼全国そろばんコンクール(十二月十四日)の団体競技小学生低学年で、田中梨緒乃さん(近文小四年生)ら三人で挑んだ舟橋珠算塾は、強豪塾を抑えて優勝。田中さんは個人総合で二位以下を大きく引き離して優勝するなど、団体優勝の原動力になる大活躍だった。

大会には、幼稚園児から中学生まで七十六人が出場。団体と、学年別に分かれた個人で王座を争った。

舟橋珠算塾は田中さんのほか、宗方美侑さん、浅田実来さん(いずれも近文小四年生)の三人でチームを組んだ。低学年の部では、二位の佐久間珠算塾に55点の差を付けて優勝。エース格の田中さんは920点をマークして優勝に大きく貢献し、個人総合では二位に130点の大差を付けて優勝を飾った。

田中さんは、昨年九月に小樽で開催された全道大会でも優良賞を獲得。同十月の道北選手権でも優勝して、今年八月に開催される全日本大会に推薦されるなど、旭川の期待のホープだ。田中さんは「初めて団体と個人で一位になって嬉しいです。わり算がうまくできた」と笑顔で話した。

指導する舟橋三郎塾長は「田中さんはこれからが楽しみ。全国で活躍する選手に育てていきたい」と期待を寄せている。

団体優勝メンバーの喜びの声は次の通り。

宗方美侑さん  
一位を取れるとは想像していなかったのでびっくりした。個人も二位になれたし、かけ算がいつもより多く出来た。

浅田実来さん  
優勝した団体メンバーの三人に入れたし、個人でも三位になって嬉しかった。