大雪と石狩の自然を守る会(寺島一男代表)が運営する大雪山講座「ひぐま大学」が、〇九年度の学生を募集している。

同大学は、大雪山国立公園を主なフィールドに、四季を通じて二年サイクルで実施している市民を対象にした自然観察講座。開講から二十八年、受講者は延べ千八百人を超えている。

講座には登山を主体とするヌプリ(アイヌ語で山の意味)コースと、山麓をトレッキングするニタイ(同・森)コースがあり、体力や興味に合わせて好きなコースを選ぶことができる。事前の室内セミナーと、フィールド講座で構成されている。

五月から来年二月まで、特別講座や修学旅行を含めて、九講座を設定。例えば六月の講座では、ヌプリコースは十勝岳(標高二〇七七メートル)への登山、ニタイコースは雲ノ平のお花畑を観察する。

対象は高校生以上で、三十人を募集する。募集期間は五月七日まで、定員になり次第締め切る。申し込み金は五千円。フィールド講座の参加費(交通費・保険料など)は講座ごとに違うが、おおむね一講座五千五百円~八千円程度。

申し込みは、秀岳荘旭川店(忠和五ノ四、TEL61―1930)か、山工房(東六ノ一、TEL27―0166)へ。問い合わせは、午後六時以降に、渡辺さん(TEL61―3355)か、高祖さん(TEL53―3322)まで。