旭川の歴史的建物の保存を考える会(会長・川島洋一東海大学教授)は、これまでに建築賞を贈った歴史的建物を資料などで振りかえる「旭川古建築展~思い出そう解体された建物を」を十四日まで、旭川屋(四条買物公園)で開催しています。

建築賞は一九九八年(平成十年)に創設。これまでに旧宮北邸や旅館越後屋など多くの歴史的建築物を表彰し、その保存について考えてきました。しかし最近は、時流に抗えず解体される建物が増えてきました。すでに取り壊された建物を含めて、過去の受賞建築を資料で見直そうというのが今展の趣旨です。

会場では建築図面のほか、建物の模型、また障子の桟など解体時に収拾した建物の一部も展示しています。

午前十時~午後七時。問い合わせは同会副会長の佐々木さん(TEL53―8471)へ。

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なお最終日の十四日には、建築賞受賞建物をめぐる見学会が行われます。

午後一時半、イトーヨーカドーに集合。徒歩で周辺に点在する建築賞建物を見学。午後四時からは、旭川屋で川島会長のレクチャーを聞きながらビールを味わおうという楽しい集いです。参加無料(飲食代は各自負担)。問い合わせ、申し込みは佐々木さんへ。