現在休業中のモケラモケラ(旭岡二)。そのドアが久しぶりに開く。八月十・十一日の両日、午後八時から、齋藤徹(コントラバス)と工藤丈輝(舞踏)のデュオコンサートを行う。実行委員会の主催。

齋藤さんは一九五五年(昭和三十年)東京生まれ。ダンス、演劇、能楽、映像、シャーマニズムなど、多くの異分野との融合で、既存の枠にはない独自のスタイルの音楽活動を続けている。

工藤さんは六七年(昭和四十二年)東京生まれ。慶大在学中から演劇、ダンス、日舞を学ぶ。八九年(平成元年)から舞踏を始め、ソロ活動を経て九五~九八年には山海塾に参加。現在はソロをメインに世界各所で持続的に公演を行っている。

これまでもモケラモケラで公演した経験のある二人だが、今回は完全即興のライブを展開する。どんな光景が繰り広げられるのか、短い夏の一瞬、モケラモケラで生まれる二度とないパフォーマンスが見逃せない。

チケットは一般前売り二千五百円(当日三千円)、高校生以下は千五百円(同二千円)。当日はパンとドリンクの販売がある。予約・問い合わせはモケラモケラ(TEL55―0054)へ。