マジックみたい! 七条緑道で出張工作教室緑道文化まつりを開催中の五日、七条緑道で夏休み中の子どもたちを対象に出張工作教室が開かれた。市科学館で活動するサイエンスボランティア旭川の村住俊三さん(65)を講師に「サイパル夏休み工作 プチプチ潜水かんを作ろう」と題し、水圧と浮力の性質を利用したペットボトルのおもちゃを作った。

「下に行きます。上に行きます。ストップ!」と村住さんの指差すところへペットボトルの中の潜水艦が上下する動きに、参加者の子どもたちは釘付けに。

作り方は、水を満たしたペットボトルの中に、プラ板にプチプチ(緩衝材)を貼り付け重りにクリップを二個取り付けた潜水艦を入れて蓋を閉めるだけ。ペットボトルをギュッと手で押すとペットボトル内の水圧が上がり、潜水艦のプチプチが潰れて浮力が無くなり沈むという仕掛け。

小学生には少々理解が難しい原理だが、不思議な仕掛けの工作に参加者は大喜びだった。長谷川真衣さん(9)は、「最初はマジックかと思った。楽しかった」と笑顔で話していた。

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「サイパル夏休み工作  プチプチ潜水かんを作ろう」サイエンスボランティア旭川は、会員を募集している。科学知識、技術の有無にかかわらず、子どもたちに科学のおもしろさや、科学を学ぶ楽しさを伝えたいという人ならば誰でも入会できる。年会費不要。

申し込み、問い合わせは、〒078―8329旭川市宮前通東旭川市科学館 「サイパル」内サイエンスボランティア旭川事務局(TEL31―3016・Fax31―3310)、Eメール hakubutsukagaku@city.asahikawa.hokkaido.jp まで。