国際染織美術館 『アーミッシュの生き方』展

北海道伝統工芸村の国際染織美術館(南が丘三ノ一)で、九月十九日から『アーミッシュの生き方』展が始まります。

「アーミッシュ」とはキリスト教プロテスタントに属する一宗派。近代物質文明社会のアメリカで、三百年も昔から伝えられる生活様式を守り、現代文明と一線を画して暮らしている人々です。

アーミッシュは家に電話や電気を引かず、車やラジオ、テレビのない生活を送り、非暴力・絶対平和主義を唱えて家族やコミュニティの絆を大切に生活しています。

同展は、アーミッシュの信仰と規範、ライフスタイル、現代社会が抱える問題に対してアーミッシュの生き方が示唆するものなどで構成されています。書籍や信仰書、教科書、生活用具など約二百点と写真資料約百点が展示されます。また、アーミッシュに魅せられた写真家・菅原千代志さんの作品十五点も出展されます。十月十八日まで。入館料は大人五百五十円、高校生三百五十円、小・中学生二百五十円。

会期中の九月二十九日には「アーミッシュという生き方」と題した講演会もおこなわれます(午後三時~四時)。講師は杉原利治さん(岐阜大学教授)と大藪千穂さん(岐阜大学准教授)です。会場は雪の美術館音楽堂。定員は先着二百人。電話かFAXで申し込んでください。

問い合わせは、国際染織美術館(TEL61―6161、Fax62―2060)の熊田さんか上原さんまで。