地域のお年寄りに披露 常盤中学校祭

常盤中(増茂薫校長)の第五十回学校祭が十六日、同校で開かれた。半世紀の節目となった今年は、初めてグループホームやデイサービスに通うお年寄りを招いて開催。生徒の一生懸命の頑張りに、招待を受けたお年寄りたちは盛んな拍手を送っていた。

今年の学校祭は、「最高の仲間と感動のステージを」がテーマ。午前中は、英語暗唱発表、私の主張、合唱コンクール、作品展示、バサーなどが行われた。

午後からのステージイベントには、グループホームプランタンIII 、デイサービスセンターあかり、東デイサービスセンターツクの三施設からお年寄りと職員を含約七十人が訪れたほか、日章小と知新小の六年生、父母らが見守る中で始まった。全校生徒による群読、詩の朗読、ヒップホップダンス、和太鼓、よさこいを披露。それぞれの出し物の合間には、ステージイベントのテーマ「つながり」に沿って自分たちの気持ちを語りかけるなど、にくい演出。生徒一人ひとりが練習してきた成果を発揮し、ステージを作り上げた。

生徒会の前野順会長(三年生)は「今年は自分たちが成長するために各セクションで頑張ってきました。全校が結束して息を合わせてやってきました。すべてをやり終えて満足感でいっぱいです」と話した。

生徒の元気な姿に神林キミ子さん(88)は「みなさん凄く練習したのでしょうね。良いもの見させてもらいました。感謝しています」と笑顔だった。