全国の地酒を扱う「まるしん商店」(春光台三ノ四)は年末恒例となった樽酒を瓶詰めした「加賀鳶極寒純米酒」の販売を始めた。

 ほんのりと漂う杉の香りが日本酒の味を引き立たせる樽酒は、瓶詰めするタイミングが肝心。店主の清水芳敬さんはその絶妙のタイミングを見極め瓶詰めを毎年行っている。「長すぎるとせっかくの香りが強すぎたりするので、バランスが重要です。今年は辛口で酒の味がしっかりする良い酒が出来ました」。七百二十ミリリットル入りで千六百八十円。限定百本の販売。

 同店で扱う地酒の中で今年は長野県松本市にある蔵元「大信州酒造」の新酒が大変良く、中でも店主が直接足を運び、搾りたてを汲んだ酒「槽場詰め」(千八百ミリリットル、三千三百六十円、限定五十本)は若々しい青リンゴのような香りがする酒だという。

 年内は大晦日の夕方まで営業し、新年は二日から。問い合わせはまるしん商店(Tel52―2157)まで。