十一日は成人の日。十代までと大きく変わるのが、独り立ちして、お金を管理したり、アパートを借りたり、さらに土地や不動産を買ったりと、実印や銀行印が必要となる機会が増えることだ。成人の祝いに、大人になった自分や、子どもにハンコを贈るののはどうだろう。

 創業百十年になる江川堂 小林印章店(二ノ七買物公園 2・7ビル地下)は、創業以来職人が一本一本手彫りでハンコを仕上げている。自動制御の機械で彫るハンコが主流になってきているなか、手彫りを求め遠方から注文もくるそうだ

 「実印は成人のしるし。大人としての自立を支える一本です。個人の責任や信用を証明してくれる分身なんですよ」と小林亮社長(71)。

 ハンコのことはよくわからないというお客さんにも、小林社長が親切にアドバイスしてくれるので安心だ。

 問い合わせは同店(TEL22―2305)へ。