脚本から演者、演出、衣装、小道具まで全てを生徒が作り上げる全編英語の英語劇が十二月十九日、旭川藤女子高校(櫻庭弘子校長)で開かれた=写真。

 同校のULコースの二年生総勢十三人が自分たちの力でストーリーを考え、英語の台本を作り演じた。同校の生徒や父母ら約百人が鑑賞し、生徒らの英語のセリフに真剣に耳を傾けた。

 ULコースは国際的な視野をもった国際人を育成する目的に実践的な英会話を取り入れている。一年生の時には三カ月間ニュージーランドに留学し、生の英語を体験する。英語劇はその英語力の実践と全て自分たちで作るという自主性を養うことが目的だ。

 約四十分間の劇では、裕福な家庭に生まれた主人公が多くの人と出会い、富や名声よりもっと大切な友情や思いやりに気付くといった内容を見事に演じた。

 実行委員長の石岡萌子さんは「ストーリー作りが大変でした。何度も練習した甲斐あって今日の出来は最高でした。将来は英語を使った仕事に就きたいと考えています」と話した。